前も書いたとおり、ここ最近ずっと、学校で予習を受けている。CCNAという資格を取るためだ。CCNAを超簡単に説明するとネットワーク構築技術の資格と思っていただいて問題ない。この資格を取っておけば就職活動の際にかなり役立つので、私だけじゃなく周囲の人たちも皆必死だ。
今日の予習講座の内容は、NATというもの。ローカルネットワークにおいてプライベートアドレスを持つホストがインターネットなどのグローバルアドレスを必要とする環境へ接続する際に、プライベートアドレスをグローバルアドレスに変換する技術のことだ。プライベートアドレスはインターネットでは仕様不可能なIPアドレスなので、これをグローバルアドレスに変換しなくては接続が確立できないわけである。よし、実は簡単なことしか書いてないのに専門用語連発で、多くの人に「ゾンルさんってこんな難しいことわかるんだ、凄い!」と思わせたこと間違いなし! とりあえず女性の方は惚れてくれれば問題ないと思う。;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
ちなみにNATと書いて「ナット」と読む。工具のナットでもなければナルトでもない。
で、今日も今日とて必死になって予習に取り組んだわけなのだが、
「NATにはいくつか種類があり、静的ナットや動的ナットなど――」
「NATが動いているルータをNATルータといい、このルータに――」
「どのグローバルIPに対応付けるかを記述してあるテーブルをNATテーブルといい、静的NATでは――、また動的NATでは――」
なんだか。
NATが
納豆に聞こえて仕方ないんですが。
刻はすでに5時をまわり、日も沈んで暗くなるころ。まだまだ食欲旺盛な若者である私としては、そろそろ小腹が空いてくる時間帯。このあたりで軽くつまみ食いをして夕食を待つもよし、何も耐えずに粘って夕食でうんざりするほど食うもまたよし、といった感じの頃合。そんな私の耳に響いてくる、NATならぬ納豆という言葉。
「静的納豆では――」
「動的納豆とは――」
「納豆プールにはあらかじめいくつかのグローバルIPを――」
ああおやめくださいませ先生よ、これはもはや一種の拷問。多分もう少しすると腹の虫が耐え切れずに声をあげてしまうことでしょう。それはイヤだ、恥ずかしすぎる!
そして目には黒板に書かれた文字のほかに、熱々の湯気が立ち上るご飯の上に乗った納豆のビジョンが。幻覚か、しかし食欲をそそるには十分すぎる内容だ。先生はまだ納豆納豆連呼してるし、腹は鳴りそうだし、納豆ご飯には手が届きそうにないし、あぁもうどうすれb
「――という場合、NATはどういう働きをするか。はい、ゾンル君答えて」
ガタンッ
「た、卵をかければ二倍美味しいと思います!!」
そんなわけで今日は私の19回目の誕生日。おめでとうオレ。
(本日の日記には一部事実を改変された部分がありますがお察しください)