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(自称)落下王はいつも落ちてた追憶


(´Д`)オ~レ~

 右側のほうにリンクを小さく追加してみた。
 自サイト以外のリンクが全部MoE関係なのは偶然。今後、何かあったら追加するかも。


 というわけで帰宅しますた。間に合うかどうか微妙とか言いつつも、9時前には帰って来てたので全然余裕だったりした。間に合わなかったらどうしようと悩んでたのがバカらしい。
 ちなみに何をしに行ったのかというと、従兄弟の成人の祝いのための食事会。電車で1時間もかかる都会まで出向いて皆で飯食って談笑して酒飲んでと、いたって普通の食事会。ウマーな懐石料理を食えたし、久々に従兄弟に会えたしで楽しかったから、よしとしよう。(何様

 で、そのときに別のほうの従姉妹の夫さん(つまり私の父の姉の娘の夫 ←余計紛らわしい)とも会ったのだけど……色々と困った。以下、夫さんをFと記述する。
 Fさんは今からほぼ3年前に、従姉妹と結婚したばかりである。3年も経てばもう十分長い付き合いとも言えるだろうが、私とFさん自身が直接会うのは年に数回なので、それほどでもない。
 困ったというのは、Fさんの呼び方だ。父は母や姉はFちゃん(それが相性なのです、はい)と気軽に呼んでるし、周りの皆もそうしてる。Fさんもそれを嫌がることはせず、気兼ねなく普通に……むしろ、愛想良く返してくる。
 けど私は、FさんのことをFちゃんと呼べずにいる。
 ぶっちゃけかなり人見知りをする性格なので、最初にFさんと会ったとき、私はほとんど喋っていなかった。何か聞かれればちゃんと答えたけど、こちらから喋りかけることは決して無い。いくら従姉妹の夫になる人といえども、Fさんは私より10以上も年上なのだ、気軽に話しかけるなんてトンデモナイ。そう思っていたから。
 けど月日が経ってみれば、そんなの気にすることねーよ的な雰囲気になっていた。だから最初は私と同じくどこか余所余所しかった姉も、今では気軽に話しかけるようになっていた。だが私には無理だった。いざ気軽に呼ぼうと、話しかけようとすると、心のどこかで何かがつっかかったような気持ちになり、上手く言えないでいる。
 そんなんで結局、他人行儀にしか接することが出来ないでいた。Fさん自身は親切で礼儀正しい良い人なので、そうやってしか接することの出来ない自分がFさんを嫌な気分にさせてないだろうか、とちょっと悩んだりしたときもあった。
 今日の食事会のときも、私は相変わらず一人だけFさんのことを「~さん」とさん付けで呼んでいた。Fさんはくだけて話しかけてきてくれるが、やはり硬い反応しか取れない私にはむしろ苦痛だった。

 ので、ビールをガブガブ飲んで紛らわすことにした。(マテ

 食事会も終わりを迎え、そろそろ解散しようかというとき。各々がそれぞれ帰り支度をはじめていると、視界の隅で踊りだす誰かの姿が。
「オ~レ~ オ~レ~♪」
 同時に聞こえてきた、どっかで聞いたことあるメロディ。
「チャンチャンチャン! マツケン・サンバ~♪」
 振り返ってみると、踊ってたのは……Fさんだった。
 その、Fさんらしからぬ行動に、思わず我が目を疑ってしまった。すると従姉妹が隣でポソリと、「お酒飲むといつもこうなのよね……」と呟いた。
 どうやらFさんにもそれが聞こえていたらしく、こちらを向いて親指を立てて足をビシッと揃え、
「イェイ♪」
 とポーズを決めた。





 ぃぃょぃぃょいいよいいよいいよFさん、そのノリ!


 その瞬間に、私の中でFさんに対する壁は、脆くも崩れ去っていた。
 相変わらずさん付けで呼んでるけど、少なくとも、くだけた気持ちで接せられるようになった。
 まさかこんなにも簡単に壁が消えるとは思ってもいなかった。ありがとう、お酒とマツケンサンバ。


 (オチがマツケンサンバかよ かよ)
by zonru | 2005-02-19 23:10

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